神が、人類は「終りの時」、最後の時代、最後の分配、地球歴史の最後の期間に住んでいると述べられます。誰または何が反キリストですか? 聖書の、ヨハネの第一の手紙第2章18節に記されてあります。「子供たちよ。今は終りの時である。あなたがたがかねて反キリストが来ると聞いていたように、今や多くの反キリストが現れてきた。それによって今が終りの時であることをしる」。
ギリシャ原語「反キリスト」は二つの意味を持っています。 それは、「キリストに反対する」、キリストの働きに反対する誰かまたはある力という意味です。 もう一つは、「キリストの代りとして」、「キリストの地位を取る」誰かまたは力を表わし、または、「にせキリスト」という意味です。 特別な反キリスト現れることに付け加えて、初教会の時代には、他の反キリストたちがもうすでに存在していると、神が言われます。 聖書の、ヨハネの第一の手紙第2章19、26節に記されてあります。「彼らは反キリスト」わたしたちから出て行った。しかし、彼らはわたしたちに属する者ではなかったのである。もし属する者であったなら、わたしたちと一緒にとどまっていたであろう。しかし、出て行ったのは、元来、彼らがみなわたしたちに属さない者であることが、明らかにされるためである。 、、、わたしは、あなたがたを惑わす者たちについて、これらのことを書きおくった」。
神の言葉によると、反キリストたちは、真の信者たちの体制から分裂した、にせのクリスチャンたちです。彼らは、イエスが救い主であることを否定した、偽りの者たちです。
聖書の、ヨハネの第一の手紙第2章22節に記されてあります。「偽り者とは、だれであるか。イエスのキリストであることを否定する者ではないか。父と御子とを否定する者は、反キリストである」、そして、ヨハネの第二の手紙第7節には、「なぜなら、イエス・キリストが肉体をとってこられたことを告白しないで人を惑わす者が、多くこの世にはいってきたからである。そういう者は、惑わす者であり、反キリストである」と記されてあります。
反キリストたちは、無神論者たちではありません。彼らはイエスに対して戦いを挑んでいる異教の者たちではありません。真の福音ではありませんが、彼らは福音を述べ伝えている個人たちです。それは、「違った福音」です。聖書の、コリント人への第二の手紙第11章4、13-15節に記されてあります。「というのは、もしある人がきて、わたしたちが宣べ伝えもしなかったような異なるイエスを宣べ伝え、あるいは、あなたがたが受けたことのない違った霊を受け、あるいは、受けいれたことのない違った福音を聞く場合に、あなたがたはよくもそれを忍んでいる。 、、、こういう人々はにせ使徒、人をだます働き人であって、キリストの使徒に擬装しているにすぎないからである。しかし、驚くには及ばない。サタンも光の天使に擬装するのだから。だから、たといサタンの手下どもが、義の奉仕者のように擬装したとしても、不思議ではない。彼らの最期は、そのしわざに合ったものとなろう」。
イエスは、にせ預言者たちの惑わしについて、教会に注意されました。聖書の、マタイによる福音書第7章15、21-23節に記されてあります。「にせ預言者を警戒せよ。彼らは、羊の衣を着てあなたがたのところに来るが、その内側は強欲なおおかみである。 、、、わたしにむかって「主よ、主よ」と言う者が、みな天国にはいるのではなく、ただ、天にいますわが父の御旨を行う者だけが、はいるのである。その日には、多くの者が、わたしにむかって「主よ、主よ、わたしたちはあなたの名によって預言したではありませんか。また、あなたの名によって悪霊を追い出し、あなたの名によって多くの力あるわざを行ったではありませんか」と言うであろう。そのとき、わたしは彼らにはっきり、こう言おう、「あなたがたを全く知らない。不法を働く者どもよ、行ってしまえ」。」。
教会時代の終りである彼の再臨に近ついている頃に、反キリストたちは、戻ってきた救い主だと主張して、まことに彼のふりをすると、イエスは、さらに、警告なされました。
聖書の、マタイによる福音書第24章4,5,24-26節に記されてあります。「人に惑わされないように気をつけなさい。多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がキリストだと言って、多くの人を惑わすであろう。 、、、にせキリストたちや、にせ預言者たちが起って、大いなるしるしと奇跡とを行い、できれば、選民をも惑わそうとするであろう。見よ、あなたがたに前もって言っておく。だから、人々が「見よ、彼は荒野にいる」と言っても、出て行くな。また「見よ、へやの中にいる」と言っても、信じるな」。
イエス再臨の日のちょうど前に、「来るべき」反キリスト、偉大で最後の反キリストの出現があります。 聖書の、テサロニケ人への第二の手紙第2章3-4節に記されてあります。「だれがどんな事をしても、それにだまされてはならない。まず背教のことが起り、不法の者、すなわち、滅びの子が現れるにちがいない。彼は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して立ち上がり、自ら神の宮に座して、自分は神だと宣言する」。
何がこの反キリストに起り、わたしたちはどのように彼を見分けますか? 聖書の、テサロニケ人への第二の手紙第2章8-10節に記されてあります。「その時になると、不法の者が現れる。この者を、主イエスは口の息をもって殺し、来臨の輝きによって滅ぼすであろう。不法の者が来るのは、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力と、しるしと、不思議と、また、あらゆる不義の惑わしとを、滅ぶべき者どもに対して行うためである。彼らが滅びるのは、自分らの救となるべき真理に対する愛を受けいれなかった報いである」。