神は、どのようにわたしたちが敵を取り扱うべきかを、わたしたちに期待しておられますか? 聖書の、ルカによる福音書第6章27-36節に記されてあります。「しかし、聞いているあなたがたに言う。敵を愛し、憎む者に親切にせよ。のろう者ろ祝福し、はずかしめる者のために祈れ。あなたの頬を打つ者にはほかの頬をも向けてやり、あなたの上着を奪い取る者には下着をも拒むな。あなたに求める者には与えてやり、あなたの持ち物を奪う者からは取りもどそうとするな。人々にしてほしいと、あなたがたの望むことを、人々にもそのとおりにせよ。自分を愛してくれる者を愛したからとて、どれほどの手柄になろうか。罪人でさえ、それくらいの事はしている。また返してもらうつもりで貸したとて、どれほどの手柄になろうか。罪人でも、同じだけのものを返してもらおうとして、仲間に貸すのである。しかし、あなたがたは、敵を愛し、人によくしてやり、また何も当てにしないで貸してやれ。そうすれば受ける報いは大きく、あなたがたはいと高き者の子となるであろう。いと高き者は、恩を知らぬ者にも悪人にも、なさけ深いからである。あなたがたの父なる神が慈悲深いように、あなたがたも慈悲深い者となれ」。
敵は正しく取り扱われるべきです。 聖書の、マタイによる福音書第5章25節に記されてあります。「あなたを訴える者と一緒に道を行く時には、その途中で早く仲直りをしなさい。そうしないと、その訴える者はあなたを裁判官にわたし、裁判官は下役にわたし、そして、あなたは獄に入れられるであろう」。
敵が困っている時に喜んではいけません。 聖書の、箴言第24章17-18節に記されてあります。「あなたのあだが倒れるとき楽しんではならない、彼のつまずくとき心によろこんではならない。主はそれを見て悪いこととし、その怒りを彼から転じられる」。
「燃えさかる炭火を積む」は何の意味ですか? 聖書の、ローマ人への手紙第12章20節に記されてあります。「むしろ、「もしあなたの敵が飢えるなら、彼に食わせ、かわくなら、彼に飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃えさかる炭火を積むことになるのである」。
神はわたしの敵から守ると約束なさっています。聖書の、詩篇第18章48節に記されてあります。「(神は)わたしの敵からわたしを救い出されました。まことに、あなたはわたしにさからって 起こりたつ者の上にわたしをあげ、不法の人からわたしを救い出されました」。